2006年04月22日

フランス語で多読
「Pierrot Ou Les Secrets De La Nuit」



Pierrot Ou Les Secrets De La Nuit


 本書は、対象年齢8歳の、小さな文庫本(A6版)サイズの、児童書です。


(1) 内容


 本書は、「Charlie And The Chocolate Factory」のロアルダール作品のようなドタバタものではなく、どちらかというと、文学作品寄りの、児童書です。

 全45ページです。

 CDもあります。

 内容は、ひとことで言えば、幼なじみの Pierrot と Colombine の二人のあいだのロマンスです。

 といって、8歳の子ども向けですから、いたってシンプルな展開です。

 しかし、昼と夜の対比、色彩の対比、概念の対比など、ミッドナイトブルーの表紙から喚起される、映像的、思索的、詩的、寓話的なイメージが、全編を通じて漂う、美しい小作品です。

 20枚ほどの、色鮮やかな挿絵が、これらのイメージを、際立たせています。


(2) 語彙・文法レベル


  Pierrot Ou Les Secrets De La Nuit


 語彙面では、かつて読んだ「Cinq Semaines En Ballon」よりは、知らない単語に出会う確率は、やや高かったように思います。

 文法面では、学習者向けに書かれた「金色の眼の猫」や「Easy French Reader」、「Beginner's French Reader」などのグレイディッドリーダーとは異なり、1ページ目から、容赦なく、半過去や単純未来、条件法などが、まんべんなく使われています。

 ときおり単純過去も使われていました。

 また、強調構文や関係代名詞、受け身、ジェロンディフなど、多種多様の構文も、登場します。

 さらに、1文が5〜6行になるような長い文章にも、しぼしばお目にかかりました。

 しかし、「Le Petit Prince」よりは、はるかにシンプルで、読みやすいと感じました。

 わたしは、本書を、3級に合格してすぐのころに挑戦したときは、1ページ目で挫折しました。

 しかし、2回目の仏検2級を2ヵ月後に控えた時期に読んだときは、ところどころ、知らない単語や、読み解けない箇所があったものの、辞書を使わずに、ストーリーを十分に楽しむことができました。


(3) あらすじ


  Pierrot Ou Les Secrets De La Nuit


 裏表紙に書かれている、本書のあらすじです。

 全体のフランス語のレベルは、このあらすじのフランス語よりは、やや高めです。

Pierrot aime Colombine, son amie d'enfance, sa jolie voisine. Colombine est blanchisseuse et travaille le jour. Pierrot est boulanger. Petit à petit, Colombine se lasse de son amoureux qui travaille la nuit quand tous les autres dorment. Passe alors Arlequin, le peintre aux couleurs de l'arc-en-ciel... Un monde tendre, poétique et coloré naît sous la plume de Michel Tournier et le pinceau de Danièle Bour.


(4) 参考記事


  Pierrot Ou Les Secrets De La Nuit


 本書を読んだときの記事
 「Cinq Semaines En Ballon」を読んだときの記事
 グレイディッド・リーダーに関する記事


■ シュリーマンの多言語習得法








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