フランス頭の基本をつくる文法問題集

「フランス頭の基本をつくる文法問題集」は、かつての「ケータイ<万能>フランス語文法問題集」が改題されたものです。
この本は、人気のある「ケータイ<万能>フランス語文法」に準拠した問題集です。
具体的には、目次が「ケータイ<万能>フランス語文法」に沿ったものになっています。また、各章のワン・ポイント解説ごとに、「ケータイ<万能>フランス語文法」の当該ページが指示されています。
そのため、「ケータイ<万能>フランス語文法」で理論を学び、本書で実践する、という使い方がもっとも一般的なようです。
しかし、残念ながら、わたしには、とても使いづらく感じられました。
というのは、わたしは、仏検3級受験まえに、「新・リュミエール」を中心教材にして、「ケータイ<万能>フランス語文法」を補助的に参照しながら、文法を一通り学習していました。
「ケータイ<万能>フランス語文法」が簡潔に整理され使い勝手がたいへんよかったので、その準拠問題集なら、ということで、本書を購入しました。
ところが、いざ使い出してみると、とても使いにくいのです。理由は、ひとことでいえば、よくばりすぎているのです。
つまり、文法もリスニングも作文もオールインワンでやろうとしているために、まだ文法を学びつつある初学者には、文法じたいの難しさにプラスして、聞き取りの難しさ、作文の難しさが同時に加わるため、負担が大きすぎるのです。
おそらく、一通り文法が身についている中級者が、復習の意味でやる分には効率的なのでしょうが、まさにいま文法を学びつつある初学者には、負担が大きく非効率的です。
というわけで、この本は、「仏文法を手で・耳で・体で習得する」という本書のコンセプトに耐えうるだけの、ある程度の実力がある方むけであるといえるでしょう。